和本の代表格「四つ目とじ本」を作ります。和紙を折って束ねた中身の端(背側)に四カ所穴を開けて、糸とじするところから四つ目とじと呼ばれます。日本では奈良時代から長く用いられてもっとも一般的な和本です。
特徴は柔らかくて強い、にありますので、和とじ館では柔らかな薄和紙を用いて本体を作り、表紙には緞子や金襴緞子の伝統文様の美術布で作ります。本格的なきれいな和本ができあがります。
上写真のような高貴とじ本も出来ますので、ご希望の方は申しつけてください。記念帳などに相応しい綴じ方です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近はパソコンで写真や文章を作成されている方も増えました。せっかく印刷したものをホッチキスで止めておくというのは、ちょっと味けないですね。こんな時、お好きな布や和紙、絵を描いた画紙などを表紙に和本にしてはいかがでしょうか?
和本は江戸時代には武士の妻が夫の書籍類などを簡単に綴じていました。ちょっとしたこつを学べばどなたでも簡単にできます。和とじ館では和紙と友禅の表紙をもちいて、色とりどりの楽しい和本を二時間から二時間半ほどでしあげていきます。
和とじ館制作のオリジナル教本付きですので、自宅にお戻りになったあとも練習できます。さあ、ご一緒に練習してみましょう。必要なものは何もいりません。すべてこちらでご準備いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
材料:本文(中身)には土佐和紙の薄様紙か、経本用和紙を使用。
表紙:古典文様緞子、金襴緞子、染め布を使用。希望者には手描き友禅(別途料金)もあります。
講師:輿石恵美子(こしいしえみこ)和とじ職人
時間:午前コース:10:00〜12:30
昼コース :1:30〜4:00
費用:4500円(税込)
○ご予約ください。
(補)別料金となりますが、正絹の金襴緞子や手漉き和紙(吉野楮紙・倉敷雁皮紙越前手漉き紙)などのご利用もできます。前もってご一報ください。(+1000円〜3000円ほどです。)
連絡先:077−575−2912(10:00〜17:00月曜から土曜日)
京都和とじ館 電話077−575−2912 fax077-521-2521
お尋ねやメールでの申込みは→こちらから
京都和とじ館への道→和とじ館への道へ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
KBS近畿放送ラジオ番組の取材を受ける輿石恵美子

私はスケッチが好きで、以前からスケッチしたものを、見まねで糸でとじ冊子にして遊んでおりましたが、大阪で世儀義夫先生に和とじのご指導を受け、和本の楽しみに接することができました。夫の輿石が編集・出版をやっておりますので、本格的に編集した本を和本にしたててみようと、1999年私の絵と輿石の文で「おきなわ民話の旅」という本を和紙に印刷し、沖縄の伝統布を表紙に作ってみました。意外にも「アエラ」誌上に取り上げていただくなど、多くの方から多々反響をいただきました。それ以降和本の魅力に取りつかれてしまいました。なによりも簡単に出来るのがすばらしいです。それに自由に絵を入れたり、表紙に色んな素材を用いたりでき、一冊一冊作るのが楽しくなります。また「こんなものが出来た」と意外な本をお持ちくださる方などいて、本当に楽しく作らせていただいてます。ご指導など大げさですが、私の出来ることを皆様にお教えし、より面白く楽しい和本ができればと思っております。どうぞ気楽にお遊びにおでかけください。 2004.11.5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
|